まさかこれから私が言うこと、夢にも思わないんだろうな。

けど流石は鋭い明人さん。

私の顔にある傷や雰囲気で感じ取ったのか怖い顔になった。


「陽葵、その怪我はなんだ」

「はい、少しその事で話に来ました」

明人さんは私をソファに座らせると早く話せという視線を向けてくる。

樹さんはいない。

明人さんと2人きりだ。