眩しい


「おはよ」


目を開けると顔の整った男の人が目の前にいた


「…きゃっ」


驚いて慌てて起き上がるとベットから落ちた


「はは。大丈夫か?美月」


そうだ

私、昨日あのまま寝てしまったんだ


「ラ、ライアン…さん、昨日はごめんなさい」


「ライアンで構わない」


そう言ってライアンは私の手を取って立ち上がらせてくれる


「ご、ごめんなさい。」


「美月、謝り過ぎ。こういう時はありがとうって言えばいいんだ」


「あ、ありがとう…ライアン」


「よし!じゃあ、朝飯にするか」


ライアンは私の言葉に満足そうに笑う


「誰かいるか?」


「はい。ライアン様」


ライアンが声をかけると女の子が1人部屋に入ってきた


「美月に着替えを。その後、広間に連れてきてくれ。」


「かしこまりました」


「じゃあ、美月。あとは召使いに任せればいい。先に広間で待ってる」


「あ、うん」


ライアンは手を振ると部屋を出て行った