私が時々感じる汚い感情も
全てヒロくんが好きだから
ヒロくんが大好きだから
幼なじみとか、お兄ちゃんとかじゃなくて
1人の男の人として
こんなにも好きだから………………
だから、あの瞳には私しか映してほしくなくて
私にだけ笑いかけてほしい
「今更………遅いよ。」
ポツリ
吐き出た私の声
「桜??」
「ヒロくん、私から離れちゃった
女の人を異常なくらい拒否してたヒロくんが
女遊びを始めてしまった」
ヒロくんは、何故か昔から女の人に異常な拒否をしていた
そんな、ヒロくんが女遊びを始めた
「桜は、自分の目でそれを見た??」
唯奈ちゃんの質問に
私は首を横に振った
確かに、噂を聞くだけで自分の目で見たことはない