「今宮さん??」




すると、後ろから聞こえた不安そうな声




振り返ると同じクラスの男の子



「北見くん」



北見くんが心配そうに立っていた




「おはよう」



「おはよう」



そして、私の隣にくる北見くん



私の右側はヒロくんのポジションなのになー



なんて、こんな時でもヒロくんの事を考えてしまう私



丁度、北見くんが声をかけてくれた時には



学校の正門前だったから




そのまま2人で他愛のない話をしながら教室まで行った




「桜…………?」





だから、ましてや




その場面をヒロくんが見ていたなんてこの時の私は












































気づかなかった