繭は私のお母さんの妹で私の叔母にあたる人
でも、なんでいきなり留学なんかしたのか今でも不思議
お母さんも理由は知らないらしい
「はい、コレ留学に行っていた時のお土産と入学祝いのプレゼント」
そう言ってたくさんの袋を渡された
待って、コレ朝じゃないとダメなの??
放課後でもよかったんじゃ……………
なんて、思うけど
やっぱり嬉しい
「ありがとう。すっごく嬉しい」
そう笑ってみせると繭も笑ってくれた
「ねぇ、なんで俺まで呼び出したの??」
するといきなり扉の方から聞こえた
朝も聞いた声
勢いよく振り返ると
さっきまで考えていたヒロくんが呆れたように扉にもたれていた
そんな姿さえカッコいいヒロくんに私はこれまたお勢いよく抱きついた