えへへ、と誤魔化しながら遊の方を見ると、パッと顔を逸らされた。




一瞬だけ、見間違えかもしれないけれど、逸らされた顔が赤く染まってるのが見えた。



「…っあ、ああ」



そんな風な態度とられたら…期待、しちゃうじゃないですか……自惚れちゃうじゃないですか…


きゅっと布団の裾を握った。



結局、この日は泊まることにして私は遊に渡されたスウェットに着替えてベッドで横になった。


早く寝たからか、いつもより早く起きた。



体を起こすと、ごろんと床に横になってすやすやと寝ている遊を見つけた。