不安そうに私を見る遊。


今日くらいは恥ずかしい甘えも許してくれますか…?


「……た、食べ…れな、い…わん……」


布団の裾を握りながら恥ずかしさに耐える私。まともに遊の方を向けない。


何言ってるんだ、私……っ!


「ちゃんと、こっち向いて?」


頬を触られて、おずおずと遊の方を向いた。綺麗な顔が視界いっぱいに入った。



近い……心臓…もちません……



「食べさせ…てください……」



ちらちらと遊の方を見ながらもう1度言った。恥ずかしくて死にそう。顔がどんどん熱くなる。