結月ちゃんてば、ちっとも優しくしてくれないんだから!


そっぽを向いてムスッと不貞腐れていると、結月ちゃんが私の頭に手を置いた。


「詩乃、お疲れ様。補習、頑張って」


結月ちゃん……!!


久しぶりに見る結月ちゃんのにっこり笑顔はきらきらと光って見えた。


「まだ、まだ補習って決まって無いもん……」


うぅ……結月ちゃん酷い…


「あはははっ、バレた?ま、そんなに気にしない!お昼食べよ〜?」


軽快に笑って、ご飯の準備をしている結月ちゃん。かなりご機嫌なのか、鼻歌を歌っている。


「あれ?結月ちゃん、今日ここで食べるの?」