「ほんっとうちの男子って子供。別にいいじゃない。…あ、ほら詩乃、時間だよ。戻りな〜」


なんて、言いながら結月ちゃんが席に戻っていった。


あー…次、英語だ……


ぐっと気合いをいれて私も席についた。数分もしないうちに先生が来て、テストが始まった。


じ、地獄の時間だ………


何とか英語のテストの時間をのりきると、ふらふらと結月ちゃんの元に向かった。


「結月ちゃぁ〜ん……」


「うっわ……何その顔。骸骨に毛が生えてるみたいだよ」


うう、結月ちゃん……なんて人なの…


「もー!結月ちゃん!少しくらい優しい言葉をかけてくれたって良くない!?」