ここ最近、休み時間はいつも結月ちゃんにつきっきりだったので、あまり会う機会が無かった。
「ゆ、遊……ごめんなさい、大丈夫?」
「うん。…ていうか…そろそろ、その敬語だかタメ口だか良く分からない喋り方止めて」
「う……はい…」
これは、仕方ないんだよ〜!!
なんて思いつつ、遊と廊下を歩いていると遊が私の手に触れて、その後ぎゅっと握った。
「…久しぶりに会うんだから…いいでしょ」
ぷいっとそっぽを向かれた遊の顔は少し赤くなっていた。
その言葉についついきゅんとなって、嬉しくなって、私も握り返した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…