心海のこと、本気で応援したいと思ってるのに、心のどこかでは期待している。
そんな自分に心底腹が立った。
まわりも、この事実を知っていたら、私を軽蔑するのではないかと思った。

「美月?聞いてるか?」

「え、あ。うん。」

「そっか。ならいいけど。俺、心海の誕生日に告ろうと思うんだよね。」

「そっか、、頑張れ!応援してる!」

「美月が応援してくれるなら百人力!!」

ほんとは、応援なんてしたくない。
けど、、親友だから。

もう少しだけ見ていてあげたい。私の親友だもん。

世界でたったひとりの。