「ユイカさんは、TODAYの遥希さんとの噂がありましたが……」




すかさず記者が突っ込む。




ドキドキドキドキ……




急に鼓動が速くなった。

如月ユイカは遥希のことを何て言うだろう。

まさか、まだ未練があるだなんて……

そう思ったが、



「友人の一人です」



素っ気なく言う。




ホッと胸を撫で下ろした時……

その爆弾は落ちた。





「遥希さんにもお相手がいますから」





会場がざわめいている。

あたしはぽかーんと口を開けて、如月ユイカを見ていた。




この人……

何言ってるの?

そんなこと、言ってしまっていいの?