画面が切り替わり、如月ユイカの会見映像になる。
白いワンピースを着た彼女は、相変わらず神々しくて美しい。
あたしとの格の違いをまざまざと見せつけられた気分になり、遥希を見ることが出来なかった。
遥希もあたし話しかけることもなく、黙って画面を見る。
如月ユイカは、その綺麗な顔に幸せそうな笑みを浮かべ、記者からの質問に答えていた。
「いつからのお付き合いですか?」
「半年前から、友人の紹介で出会いました」
「どう呼び合いますか?」
「ハル君と、ユイカです」
ズキンとした。
……ハル君?
そう思ったのは、あたしだけではない。