「ちょっ!お姉ちゃん!! 私なにかあったなんて一言も言ってないじゃない!!」 「はいはい、わかったから、二人とも買い物に行く用意してきなさい」 騒ぐお姉ちゃんと慌てる私を軽くあしらえるあたり、さすが私たちの母親をやってる人なだけある、なんて、ちょっと尊敬。 「お母さんってば!」 お姉ちゃんがさっさとリビングに戻っていくお母さんを追いかけてる隙に、私は急いで2階の自分の部屋に駆け込んだ。