ガチャっ・・・






「 ・・・誰?」






声のする方を見ると


高校生ぐらいだろうか?


黒髪長身、
モデルなんじゃないか ・・・ って程の
見知らぬ美男子が立っていた。



「 あっ、あのっ、隣に住んでる田代由良って言います!」


「・・・うちで何してんの?」



すると


「 晃季っ!あんたも挨拶しなさい!今日から由良ちゃんはうちで預かる事にしたのよ!」



おばちゃんが奥から走ってきてそう言った。



「 あー・・・。俺の名前は晃季。よろしくな。」



「 よ、宜しくお願いしますっ!」


挨拶を交わすと


晃季さんは自分の部屋に入ってった。



「 うちの息子よ。愛想悪いけどいつもの事だから気にしないでね!」


おばちゃんはそれだけ言うとまたキッチンに戻ってった。