なので、私は思いっきり言う事に決めました。

「私は・・・孝太が大好きなの!!」
孝太は目を丸くしていた。

「え?」
言った本人もビックリした。

「亜由美!!」
しばらく思考停止していた孝太が私に抱きついた。

「俺も!!亜由美のこと大好き!!」

私は涙がでてきた。
自分で言っても涙は出ないのに・・・・。

付き合っているから「大好き」の一言で涙なんか出ないと思っていたけど・・・。
その一言がこんなにも嬉しいなんて・・・・。

「孝太・・・・・・・」
「亜由美!!」

孝太はまた私に抱きついた。

「亜由美!!俺チョー嬉しい!!」
「孝太・・・私も!!」

孝太はそう言うと自分の部屋の扉を開けた。