なんか、二人あたしをほっといてバトってませんか?
ていうか、さっきからふぅちゃんあたしの心臓刺激するようなことばっかり言わないでよ。
そんな二人を見て何も言えずにきょとん、としていると
果歩が隣に来て腕でツンツン、とあたしの腕に当てながら
「真心、モテモテだね」なんて言うもんだから「そんなことない」って否定した。
「ほら、二人ともそのへんにして。
今日はせっかくプールに来たんだから楽しもうぜ!な?京香ちゃん!」
「え!?あ、うん!!」
自分に話を振られると思ってなかったらしく、ビックリしているけど彼女の頬はほんのりと赤い。
もしかしたら…もしかしたらの話なんだけど、
京香ちゃんって金田くんのこと気になってたりするのかな?
「まあー!それもそうだな!」
「んじゃ、俺たち着替えてくるからここに集合ってことで!」
ケンケンと金田くんが浮き輪などを持って更衣室へと向かった。