「もう知らない…出ていく…」 仕事が休みの日曜日。 電気を付けずとも光が射し込むリビング。 自室から出て、少し由仁に目配せし、キッチンに向かった俺に 絶望したように、由仁が吐き捨てる様に呟き、家を出て行った。 「…何なんだよ…」 俺が呟いた言葉は虚しくリビングに響いた。