「彼氏なんてまだ
彩乃には早いよ」







「早くない!!

香凜にだって、
大学生の彼氏がいるんだよ?



そもそも、高校生って

彼氏と青春を
謳歌するものでしょ?」








香凜って言うのは
私の親友。






彼氏とか興味ない
ように見えるから

私も安心してたのに




なのに、ある日突然

「彼氏できた」
なんて言ってきて
ビックリしたんだから。







それも大学生なんて、
大人でしょ?!!!









今は3ヶ月経ったけど、

相変わらず
ラブラブなんだってよ。


チッ、






なんて考えていると
クスリと笑う廉。






「何その偏見。


ダイジョーブ、
その内できるって」




「廉は周りに

沢山の女の子がいるから
そんなヨユーなんだって」








「好きな子と遊びは
違うよ?」


「何それ、それって
好きな人いるってこと?」






「俺には、沢山の女の子が
いるから今は要らないよ。」


「あっっっそ、」




ケッ、

モテ自慢かよ。







「あ、明日
遅刻していくから。

待たなくていいよ」



「はいはーい。」




どうせ、女の子と
遊んでからくるんだ。


ほんと、とんだプレイボーイだこと。