___次の日のお昼は、なんだか気まづくて、私は『あの場所』にいかなかった。



カホ:「くるみ今日のお昼は用事ないの?元気ないけどどうした?」


かほちゃんの言葉がじんわりと胸に広がる。


クルミ:「かほちゃん…。私ね、気になる人ができたの、かも、しれない。」



私にとって神谷 晴の存在がどういうものか自分でもわからなくて、曖昧な言葉を選ぶ。


カホ:「そっかぁ。」

真剣な表情で、急かすことなく聞いてくれる。


かほちゃんが大好きだって改めて思う。



クルミ:「その人は、全然私のことなんか興味なくて、冷たいけど正しくて…私、どうしたらいいのかなぁ...」


カホ:「私ね、くるみの素直なところが大好き。だから、ありのままのくるみでぶつかってみればいいんじゃない?」


クルミ:「かほちゃん(泣)私もかほちゃんのこと大好き!!!」


ぎゅーっ!

カホ:「はいはい、わかったから(笑)」