クルミ:「…神谷くん?」



ハル:「…おぅ」



クルミ:「神谷くんはもうお昼ご飯食べた?」




ハル:「コロッケパン食った。」



クルミ:「ぷっ(笑)」



ハル:「あ?」


クルミ:「ごめんっ(笑) いや、だってなんか意外で(笑)」



だってコロッケパンってww



___ふいっ



そっぽをむく神谷くん。


拗ねちゃった?



クルミ:「ここでお弁当食べていい?」




___返事はしてくれないみたい。



ぱかっ


クルミ:「いただきまーす」


神谷くんの前でご飯食べるの、なんか恥ずかしい…



ハル:「…うまそう」


クルミ:「そうかな?簡単なものしか作ってないけど…」





ハル:「綾瀬が作ったん?」




___少し驚いた声で、初めて、名前呼んでくれた



ひょいっ



卵焼きに手が伸びる。



パクっ


ハル:「んまー!」



クルミ:「/////」



ハル:「あっ!ごめん、つい…」



クルミ:「っ全然!//」



やばい、心臓のドキドキが止まんない…


神谷くんって本当はこんな人なんだ。



いつも素っ気ないくせに急に近寄ってきて、私の心を惑わす。




____もっと知りたいって思っちゃうじゃないかバカ…