「どうしろって言うんだよ。自立もしてない俺には何も出来ない」


このみが公園から駆け出して数分後、俺は公園を後にした。



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多分、もう昔みたいにはいられないだろう。でもアレが本当に何もしないという保証もない。


そんな時、4人グループの女子高生が反対側から広がって歩いてきていた。その中の一人がドンと肩にぶつかった。


「あ、すみません」


「っ!?い…いえ」


ぶつかった瞬間、ゾワッと身体中に栗立った。


「な、なんだ…?」


自分の身体に異変に違和感を感じたが、それを無視してそのまま歩き続けた。



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あの日感じたあの違和感は気のせいじゃないことが分かった。