でもそれはすぐに分かることだった……


………………



「えっと…ま、麻里子さん。お待たせしました」


俺はソファーに近づき麻里子さんの前に母が淹れたハイビスカスティーを置いた。



「ありがとうございます。それと志樹さん。私のことはお祖母様とお呼びなさい」



「え……?」



お祖母様?今お祖母様って言ったのか?



「お祖母様…ですか?」


「ええ」


「ちょっと待ってください!俺には祖母はいないはずです!」



そう言った俺は横から母さんの慌てる声が聞こえてきたが、無視。


今は目の前にいる人が言った言葉が重要だ。