「こっちこそごめんなさい…」

相手は顔を上げた

綺麗な髪に綺麗な顔

女の私でも見とれてしまいそうだった

初めて見る顔

先生だよね…

「あ、あなた何年生?」

「え、3年ですけど…」

「そうなんだ 私は神山ゆり 英語の宮崎先生が産休だからその代わりで来たの」

いや、別に聞いてないし…

要するに新しい教師ってことか

「あの、私行かなきゃいけないで…」

新しい教師に興味はない

私は急いで教室を目指した