スマホの画面が光る

北條奏太

あ、北條くんからだ

あれから何気に気が合い毎日LINEをしていた

今日は桜がバイトで先に帰ってしまったので屋上にいた

「ごめん! 遅くなって…」

先生が慌ててドアを開けた

「いいよ 別に…」

「怒ってる?」

「怒ってないって こう見えてあんま怒んないから」

「そっか」

桜がバイトの曜日は先生と屋上で話す

それが日課になっていた

何気ないこの時間

けど大切な時間