相手は一斉に襲いかかる

先生は華麗な動きで攻撃を交わした

そして次々に敵を蹴り飛ばしていく

私はその光景を呆然と見ていた

カッコイイ…

純粋にそう思った

ナイフを持った相手にもひるむことなく冷静に相手を交わす

「くそっ〜〜!!」

鮫島の渾身の一発を先生は手のひらで受け止める

「返してもらおうか 大事な生徒を!」

先生は鮫島を睨みつける

鮫島は諦めたのか拳をおろした

「退散だっ! お前覚えとけよっ!」

鮫島たちは慌ててバイクに乗り爆音と共に姿を消した