僕は職員室の自分の席につく

なぜか落ち着かない

なんかあったんじゃないか

僕の不安は的中する

ピロピロン!

携帯が鳴る

岡崎葵

と画面に表示された

「も、もしもし! 岡崎さんっ!」

僕はすぐに電話に出た

少し無言が続いた

「岡崎葵… 助けたかったらB40倉庫に来い」

怪しい男の声がそう囁いた

「何を言ってるんだ?」

僕は思いもよらない声に頭が真っ白になる

誰なんだ

「岡崎葵はこのままだと死ぬぞ いいか1人で来いよ サツにチクったらわかってんだろうな じゃあ待ってるぜ…!」

プープー

電話は切れた

岡崎さんが死ぬ?

僕は慌てて学校を出た

ただただ必死に走った

岡崎さん…! 岡崎さん…!