先生は何も言わない私を心配したのかゆっくり離れて言った

やっと息ができる…

「ごめん なんか余計なこと言っちゃった… けどあれ本音だから」

「ば、馬鹿なんじゃないの? どうせすぐ見捨てるんじゃないの⁉︎」

私はやっと言葉を出すことができた

こんなやつにドキドキしてどうする

こいつは教師

みんな一緒…

どうせすぐ見捨てる

そんなのわかりきったこと…!

「見捨てる? 僕が? じゃあ試して見たら?」

先生が微笑む

「ふざけんな!」

私はそう言い捨て屋上のドアを開けた

こいつ一体何…?