「な、なんですか?」

さすがの工藤もビビってるみたいだった

「さっきから会話が扉越しから聞こえてたんですけど… 工藤先生って自分のために教師やってんですか?」

「どうゆう意味ですか?」

「教師が責任とるのなんて当たり前でしょ? それに生徒の話もろくに聞かないで決めつけて それでよく生徒指導なんかできますよね?」

こいつってこんなにハッキリ物言うだ…

優しそうな雰囲気からは想像もつかない

工藤はオドオドしている

「まぁ今回の件は岡崎さんにはなんの罪もないってことで」

先生はニコッと笑った

「行こっ 岡崎さん」