「雨やんだみたいだね」

先生が窓の外を見る

もう帰らなきゃいけないのか…

なんか嫌だな…

「あ、あのさ… 今日は一緒にいたいな…」

人に甘えたことのない私が先生の前なら自分の気持ちに素直になれる

「僕も一緒にいたい」

先生はニコッと笑う

「あと正式に付き合うのはさ葵が卒業してからでもいいかな… 今はちゃんと教師として葵の将来を考えたいんだ」

先生は真剣な目で言った