気まづい空気が流れる

よりによって嫌いな奴に床ドンって

そんなんありかよ…

でもカッコよかったな…

「お、送っていくよ…」

先生が立ち上がる

自分で立てるじゃんか

「いいよ 1人で帰る」

「いやでも…」

「教師づらウザいから じゃあね」

ほんと最悪だ

助けなきゃ良かった…

「ほんとありがとう! あ、それと!」

「だから何なの?」

いちいちウザいな…

「髪! 黒の方が似合うよ…! じゃあ気を付けて」

先生はニコッと笑い帰っていった

えっ…

私は返す言葉が見つからず先生の後ろ姿を見えなくなるまで見つめていた…