「わかってないよ! だって誠惚れてるでしょ? 岡崎葵に…!」

悔しかった

あんなに私のことを愛してくれた誠が今じゃなんの関心も示してくれない

今誠の頭の占領しているのは岡崎葵

「僕はただ岡崎さんが心配で…」

「誠はすぐ自分の気持ち隠すでしょ? 私にはわかる だってあんなにずっと一緒にいたんだから…」

涙が溢れる

もう昔みたいには戻れないのかな…

「私はね誠にせっかく叶えた夢を壊して欲しくないの このまま私と一緒になったほうが幸せになれるよ 私たちなら上手くやっていける」

私は誠に抱きついた

もうどこにも行かないで…!

そう願った