そして口を開く

「ゆりとキスしたときさゆりよりも岡崎さんに意識がいったんだよ…」

誠は下を向く

なんでよ…!

なんで私じゃないの?

「それってさ私より岡崎さんのほうが大事ってこと…?」

誠は頷く

「それは誠が先生で岡崎さんが生徒だからだよね? それが教師の仕事だからだよね…!」

誠は何も答えない

「誠! わかってる? 岡崎さんは生徒なんだよ⁉︎
それ以上でもそれ以下でもないの」

「そんなのわかってる…」