僕は事務室に向かった

岡崎さんの住所を知るために

こうなったら会いに行こう

そう思い立った

「水澤先生」

すれ違い様に声をかけられる

確かB組の北條くんだ…

「北條くん どうした?」

こうやって話すのは初めてだった

「先生、あんまりモタモタしてると僕が奪っちゃいますよ 岡崎さんのこと では…」

北條くんが岡崎さんを奪う?

まさか北條くん岡崎さんのことが…

とにかく岡崎さんの家に行かないと