でも僕の中でゆりが完全に消えることはなかった

昔のように明るく話しかけてくれるゆり

僕は過去に戻ったような

不思議な感覚に襲われた

「ねぇ、誠… 話があるの B組の教室に来て」

ゆりが小さい声で僕に行った

僕はうんっと頷いた

今更話すことなんてない…