「はぁ…」

「何ため息ついてんの なんかあったの?」

お姉ちゃんが久しぶりに帰ってきた

私を心配した顔で見る

「別に…」

特に何かあった訳じゃないけど自然とため息が溢れる

「まぁいいけどさ てか、あんた変わったね 髪の色もそうだけど… なんか穏やかになったっていうか 最近ちゃんと学校行ってるみたいだしさ」

「そ、そうかな…?」

「まさか好きな男でも出来た?」

お姉ちゃんはニヤニヤしながら聞いてきた

好きな人…

好きな人…

「そ、そんなわけないじゃん」

なぜか動揺してる私