「おい、着いたぞ」


車で1時間かけて来たのは
お洒落な古民家のお店。


「ここ、どこですか?」


「いーから入れ。」


カランッと心地良い音が響くのを聞きながら
お店の中に入った。



「あら、蒼ちゃんよく来たね」


優しそうな
女性の人が松田先生に声をかける



「おう、とりあえず座っていいか?」



「おー、蒼!元気かー?」


今度は元気のいい男性の声がした。



「知り合いですか?」



「あぁ。いいから好きなの頼め」



そう言われて、メニューを渡された。