「じゃーね!千尋!あ、そうだせんせ。」


舞を先におろして
楓が帰る時松田先生に声をかけた


「はい、コレ。」


チャランと先生の手に何かが擦れて落ちる音がした。


「いらねぇよ。」


先生の手の中には今日買いだしで余ったお釣りだった


「学級費だから持ってて!!文化祭終わったら、打ち上げしようよ」


ニヤリ、と笑いそう言った


「じゃーね!千尋!また明日っ!」


楓は、バイバイと手を振って
歩いて帰っていった。