「お待たせ~待った??」


デートの時に言う台詞を
言いながら来た舞。


「もう、遅いよ」


「全然大丈夫だよ」



怒る楓をなだめながら
平気と答えるあたし。



「まずショッピングセンター行く?」



舞の提案で
まずは文化祭の買い出しをすることにした。



電車に乗って
ショッピングセンターを目指す



「それにしてもさ、松田案外いいやつだよね」


話は松田先生の話に



「分かる!あんな人気あったらさもうちょっと甘いマスクがあってもいいと思うんだけど、クールなままだもんね」



舞と楓は興奮ぎみに話している


この2人をも興奮させるんだから
相当凄いんだろうな、松田先生って


「千尋は?どう思う??」


突然、話を振られ
へ?と声を出した。


「…いい人、なんじゃない?あたしには分かんないな、なんで騒がれてるのかが」



そう答えると
またもや話をしだした。


「ここ、公共の場だよ。2人とも」


そう注意をすると
声のボリュームを下げた。


なんだかんだ言って、
素直なんだよな。


あたしは電車の外の景色を見ていた