「舞、おはよ。楓は?」


朝学校に着くと楓の姿が
見当たらなかった。


「おはよ、千尋!アイツ風邪引いたらしくてさ病院寄ってから来るってさ~」


楓は病院が大の苦手だとか。



「そうなんだ、早く来るといいね」



自分の席に荷物を置いた。



ちょっとトイレ
行ってくるね。



あたしは舞にそう言って
教室を出た。