スタパについて
飲み物を注文した。
すごい色々あったけど
ストロベリーミルクを頼んだ。
「あたし等さ、千尋の事近寄りがたかったんだよ」
そんな話をしだした楓。
申し訳なさそうに話してきた
「うん、よく言われてた。」
「なに考えてるか分からないってゆーかいつも1人で寂しくないのかな~って楓と話してたんだよ」
ねえ、と
2人顔を見合わせていた。
「…1人が慣れたんだよね、あたし。」
そう─
あの時から1人だった。
ずっとずっと──
「まぁ、言いたくなかったら言わなくてもいいよ?でもね、千尋」
真剣な声がして顔を上げると
まっすぐな瞳があたしを捉えていた
「…何かあったら楓達を頼って?
楓達…ダチじゃん」
友達…か
あたしはまだ2人を信じてないわけではない。だけど友達という言葉がまだ信じられなかった。
「うん、ありがと」
そう言った途端
失礼します、と飲み物を持ってくれた。
「飲もー!!千尋のやつね、すごいうまいんだよ」
ありがとう、舞、楓。
いつか話すからそれまで待ってて。