とりあえず涼太から目をそらし前を見て座った。
涼太と知咲は、私達の後ろの席だから後ろを向かない限り二人の顔は見えない。




「彩?」



『どうしたの?』



「涼太はきっと彩を元気づけようとしたんだと思うよ。最近の彩を見て心配してたから。」



急に話しかけてきた優。
なんの話かとドキッとしたけど全く関係ない話だった。