「ゆーみぃーー。」
やっと中学生1日目が終わった。
「ゆあ、頑張ったねー。えらかったねー。」
貧血を起こさず頑張った私を、帰り道でゆみが褒めてくれた。
「あのねっ、多分私、栗原くんとそのうち付き合うと思うよ。」
くせ毛もっさりふつめん男の名前は栗原だった。
「ゆあ、何言ってんの?もうそういうの考えてんの?馬鹿だねー。どうりでぶっ倒れないわけだ。褒めて損した。」
なんでかわかんないけど、私は栗原くんが頭から離れなくなっていた。