それもつかの間、ミュウが俺に向かって叫びたず!



『晃司さん!あなたに差し上げたクロスを!
麻里さんの額に押し当て!!

早く!!」



俺は言われるがままに、麻里に向かって走った。



モネもこちらの行動に気がついたのか、麻里の腕を引っ張り上げようとしていた。


そうはいかない!
さえなくても、足が臭くても、走りは得意だ!

任せろ!!