《鈍い奴だわね。

今頃気が付いたの?

あたいの姿は見えないのよ。

見える人間は、限られていて、あたいが気にいった奴と、悪魔払いだけだわよ。

だからあたいが、あの先生とやらの、ヅラとろうとも。》




---あいつはヅラだったのか…--




《ここであたいが裸になろうとも。》





---ぶっ!!?---




《あんた以外ここじゃぁ。





見えてないのよ…



フフフ》


モネは、からかうように、空中に寝そべりながら俺を見下ろしていた。