「ミュウさん?天界の扉が閉じてしまう前に、僕と一緒に帰りましょう」

碧い硝子玉のような瞳を、細めて手をのばしてきた。


帰る…って今すぐに…?


『それに、今君の体は発光体になっている。
今すぐ帰らないと、手遅れになってしまうんだ。」


手遅れって…恐る恐る体を見渡すと、発光に混じって体が透け始めている。


『そんな…』

「わかったね?わかったら。さぁ、今すぐ帰りましょう。」


今すぐ帰るなんて…このまま永遠に…?

晃司さんと会えないの?