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ミュウは銀色の翼を広げて静かに見つめていた。


『晃司さん…。
苦しい思いさせてごめんね。

もっと早く迎えに来れたはずでした。

でも、あなたと地上で暮らせる日々が…
晃司さんとの日々が…
愛しくて…』





ミュウはふわふわとした綿菓子のような羽をしまうと、配線だらけの俺の手をそっと握った。




『一つ聞いてもいい?


わたくしの事…愛してた?』







「…わからなかったのか?」




ミュウは、ハラハラと真珠のような涙を流した。




そして俺にそっと




唇づけをした・・・・