窓際の席に座る彼の焦げ茶色の髪が、太陽の光でツヤツヤと輝いている。

地毛なのか、染めているのか、分からないくらい自然に彼の一部に溶け込んでいるよう。


ここは、三年A組。
彼、音ノ宮綴はこの学校のNo.1だ。

通称:綴先輩


彼のことをざっくり説明すると、
*音ノ宮グループの御曹司
*浮世離れした超美形男子
*俺様っぽい気がする
こんな感じだ。


情報が少ないのはしょうがない。
彼、否他四人も、一般的に知られていることといえば、限られている。