「コウちゃん…私が嫌なの。じゃあ、どうすればいい?」

俺は黙ってアリサの手を引いた。
俺らは遊歩道を降りて浜辺に座った。




「俺は痛くても、辛くても。アリサのお隣さんがいい。アリサはただ、黙ってればいい。」


「…そんなのおかしい。」


「じゃあ、約束をしよう。」

ザーッ



海が…綺麗だ。

うん、思ってたのと違うけど、来てよかった。