服の裾が捲れた瞬間、アリサの手が止まった。


バッと慌てて裾を戻したけど、遅かった。

アリサの顔から表情がきえていく。


「コウちゃん…これ、何?」


ゆっくり、アリサの白い手が俺のパジャマの裾を掴む。


露わになった腹には…痣、火傷、そして痣。


「昨日、階段で転んじゃっ…「嘘っ!」


言い訳にアリサは食ってかかる。



なぁ、頼むから。


いつもみたいにバカな幼なじみになってよ。